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ツカサ工業株式会社

佐藤社長のOBD検査

OBD検査プレテストはじまりました

公開日: 2023年10月20日  / 更新日: 2023年10月27日

OBD検査とは

最近の自動ブレーキ等の自動運転技術は、幅広い車両への搭載が進んでいます。交通事故の防止に大きな効果が期待されますが、故障時には誤作動等により事故につながる恐れがあります。

OBD検査とは、自動運転技術等の電子装置に搭載された自己診断機能である車載式故障診断装置(OBD)を利用した自動車検査方法になります。

装置に不具合が生じていると判定した場合には、車両のコンピュータ(ECU)に故障コード(DTC)が記録されます。

OBD検査では、保安基準不適合となるDTCが「特定DTC」としてあらかじめサーバーに格納され、車両からDTCを通信によって読み取ったうえで特定DTCに該当するかの確認を行い、目に見えない潜在的な不具合を見つけます。

佐藤
佐藤
お疲れ様です。佐藤(@tsukasa5515)です。弊社では、検査用スキャンツールを様々な接続タイプで5台所有しているため、それぞれでプレテストを行い、スムーズに対応できるよう習熟度の向上をはかっています。

利用開始までのながれは

先に結論をお話しすると、OBD検査ポータルサイトに、「操作マニュアル・学習教材」が掲載されているので、「利用者管理システム操作マニュアル」を一括ダウンロードし、進めて行くのが確実です。運用や各社の体制によって違いがあるため、マニュアルの一読は必須であると感じています。

①事業場ID申請(個別申請・一括申請)

OBD検査のポータルサイトから個別で申込を行うか、各地域の自動車整備振興会等でとりまとめを行っている際は、申込をお願いし、申請を行って頂きます。登録した事業場の管理責任者または統括管理責任者のメールアドレス宛に、申請受付メールが配信され、後日に、申請結果とクライアント証明書用招待コードがメールで届きます。この2通のメールは、申請結果が届いてからクライアント証明用招待コードが届くまではタイムラグがありました。初期の際の経験であり、その時々によって、状況が変わるかも知れません。※要注意※証明書用招待コードには有効期限があるため、届き次第速やかなインストールが必須です。再発行には利用者管理システムからクライアント証明書発行依頼を行うことが出来ますが、初回の場合は、OBD検査コールセンターへ問い合わせるなど手間がかかってしまいます。

②クライアント証明書インストール

SolitonKeyManagerをインストールし、クライアント証明書をインストールします。※ポイント※「クライアント証明書」は「特定DTC照会アプリ」以外に、システム(利用者管理システム、OBD検査結果参照システム)へログインをする際にも必要となります。

③本システムにログイン

事業場IDの申請結果メールに記載されているURLより、パスワードを設定して、ログイン。これで初回ログインが完了し、「利用者管理システム」が利用できるようになります。

④利用者(工員・検査員等)登録

自社の体制に応じて、利用者を登録します。利用者区分の工員と検査員によって、行える検査が(OBD検査、OBD確認)異なります。

⑤アプリのインストール

「利用者管理システム」より「特定DTC照会アプリ」をダウンロードして、検査用スキャンツールの端末へ展開します。

⑥利用開始

特定DTC照会アプリへログインを行い、プレテストへ参加をすることができます。

私はタブレット型検査用スキャンツールに初回分の「クライアント証明書」をインストールしてみました。その後の「利用者管理システム」への初回ログインまでタブレットにて済ませましたが、タブレットでは操作が煩雑と感じることもあります。初回分は、PCへインストールして初回ログインを済ませ、「利用者管理システム」からクライアント証明書発行依頼を行ってその分を「検査用スキャンツール」へ展開するとスムーズではと感じています。「検査用スキャンツール」がPCとVCIを活用するタイプは良いですが、ハードがPCでは無く、タブレット型とVCIの組み合わせは、注意が必要ですね。
佐藤
佐藤

特定DTC照会アプリ

こちらもOBD検査ポータルサイトに、「特定DTC照会アプリ操作マニュアル」が掲載されているので、一括ダウンロードし、内容を読み解くことで理解が進みます。

大まかには、アプリ起動よりログインを行い、車両受付→検査要否確認→OBD検査→OBD検査結果確認の流れとなります。

設定より、「検査用スキャンツール」で、接続されているどの機種を使うのか設定、※「車検証二次元コード読取モード」で所有の二次元コードリーダの種類に応じて読取モードの選択、「車検証二次元コードリーダ」で読み取りに使用する二次元コードリーダーの選択、「電子車検証ICタグリーダ」で、電子車検証の読み取りに使用するICタグリーダの選択を行い、必要な機器の設定を行います。

プレテスト期間中は、紙と電子両方の車検証が混在することから、QRコードリーダとICタグリーダどちらも設定を行って読み取ってみましたが、電子車検証のICタグリーダの方が素早く取り込みできてスマートでした。

法令に準拠して指定工場の検査員が実行する「OBD検査」と、受入点検・整備時に、OBD検査と同等の確認を行う事ができる「OBD確認」のモードがあります。

あとは、画面に表示された手順に沿って進めて行くことができます。

※読み取りモード1,2の詳細は、以下の場所に掲載されていました。整備事業者の方→OBD検査で使用する機器→その他の機器(任意)→QRコードリーダ

プレテスト期間中に確認したいことは

□OBD検査対象車の確認

検査証の備考欄の記載内容により、OBD検査対象車であるかどうかの確認

※下記いずれかに該当する場合は、車検証にOBD検査対象車の記載があってもOBD検査は不要となります。(アプリ上で検査不要の判定がされるとのこと)

※検査日が令和6年9月30日以前(輸入車は令和7年9月30日以前)

※検査日が型式指定日から2年を経過していない

※検査日が初度登録年月(軽自動車は初度検査年月)の前月の末日から起算して10ヶ月を経過していない

□「OBD検査」と「OBD確認」のモードを確認

・指定工場では、完成検査時における一工程としての「OBD検査」実施の確認

完成検査における一工程に入ることから、検査の流れのどこで実施するとよいかの検討や、実際に「OBD検査」モードより、車両情報の入力(二次元コード読取、ICタグ読取、手入力)、検査要否確認より「OBD検査不要」(プレテスト期間中は、保安基準適用前となりすべて検査不要判定となる)となる一連の流れを確認することがよいと感じます。

・「OBD確認」モードでは、適否の判定まで進むことができます

アプリ上で検査不要となる車両や、OBD検査対象車以外であっても、適否の判定まで進むことができます。OBD検査対象車以外の場合は、「排出ガス関係装置に限り」となり、製作から一定年数経過している場合は、判定ができないものもあるようです。

□システム(利用者管理システム、OBD検査結果参照システム)の確認

各システムにログインを行い、それぞれで何ができるのか確認をしておくことで、検査開始後に慌てることなく、必要な応対をすることができます。

利用者管理システム

・事業場管理

事業場情報の確認と修正、利用停止など。

・特定DTC照会アプリ利用者管理

特定DTC照会アプリ利用者情報登録、特定DTC照会アプリダウンロード、クライアント証明書用招待コード発行依頼など。

・検査実績

OBD検査実績集計など。

・パスワード変更

パスワードを変更。

OBD検査結果参照システム

・お知らせ

新着情報。

・検査対象型式検索

型式と初度登録年月または初度検査年月から、検査対象かどうか確認が行えます。

・OBD検査結果参照

検索をかけて検査実績のある車両の結果を参照でき、帳票PDF出力や結果詳細CSV出力を行うことができます。

・パスワード変更

パスワードを変更。

佐藤
佐藤
国土交通省では、OBD検査準備会合がもたれるなど、着々と制度開始に向けて動き始めています。プレテスト期間中は、まさに習熟度を高める期間と同時に様々な不具合や疑問点などを確認する期間であると捉えて、私たちも積極的に制度の理解を進めて行きたいと考えています。