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ツカサ工業株式会社

佐藤社長の継続OSS

ポータルサイトからキャッシュレス支払いの登録をやってみた

公開日: 2023年01月6日  / 更新日: 2023年01月08日

2023年1月4日より開始された、車検証の電子化。合わせて様々な変更や制度が開始されており、その一つが、自動車に関する税や手数料{自動車重量税、 国に納める検査登録手数料、 自動車技術総合機構に納める検査手数料、技術情報管理手数料(OBD 手数料)}のクレジットカード決済(VISA / Mastercard / JCB/American Express / Diners club)が可能となりました。

「窓口で各種印紙・証紙を購入し貼り付ける手間が省ける」というのがメリットになりそうです。

佐藤
佐藤
スマホとwatchでスマートに、自称キャッシュレス佐藤(@tsukasa5515)です。いよいよ車両に関する税等も、自分で直接専用サイトへ事前登録することによって決済ができるようになりましたが、国の手続きのみ(登録車)、軽自動車には対応していません(2023/01/04現在)。また、対象手続きの金額に「自動車重量税」を含む場合、「自動車重量税額」に応じた決済システム利用料が税・手数料の納付額(確定金額)に加算されるなど、制度に対して注視が必要です。

全ての手続き確認は、「自動車検査登録総合ポータルサイト」から

今回の改正では、様々なポータルサイトが開設されており、基本的な情報は全て、WEBサイトで確認、手続きをすすめることができるようになっています。

車に関する税・手数料をクレジットカードで支払いするために必要なことを記載しているリンクがあり、「くるまの保有関係手続お支払い情報登録サービスWEBサイト」より、手続きを行う事ができます。

※各詳細確認は、自動車検査登録総合ポータルサイトをご覧下さい※

※国土交通省WEBサイトへリンクします

「くるまの保有関係手続お支払い情報登録サービスWEBサイト」で登録

実際には、WEBサイトで申請を行う「対象手続き」の選択、「車両情報」の検索(登録)、「クレジットカード」情報の入力が必要となります。

手続きの都度、そして車両ごとに登録が必要、専用の「お支払い情報登録用URL」をクリックの上、手続きを進めていくので、「メールアドレス」が必須となります。

■用意する物

申請する車両の車検証(登録番号と車台番号情報が必要)、決済で使用するクレジットカード、メールアドレス

■登録できる対象となる手続き(2023/01/04現在)

<窓口申請>※
新車新規登録、中古車新規登録、移転登録、変更登録、一時抹消登録、自動車検査証返納(一時抹消形態)、輸出抹消仮登録、輸出予定届出、輸出抹消仮登録証明書返納、継続検査、構造等変更検査、新車予備検査、中古車予備検査、新車再予備検査、中古車再予備検査、検査標章再交付、現在証明書発行、詳細証明書発行

<OSS申請>※
新車新規登録、中古車新規登録、移転登録、変更登録、一時抹消登録、輸出抹消仮登録、輸出予定届出、継続検査、移転一時抹消登録、変更一時抹消登録、移転永久抹消登録(還付なし)、移転永久抹消登録(還付あり)、移転輸出抹消仮登録、変更輸出抹消仮登録、所有者変更記録輸出予定届出

※出典:くるまの保有関係手続お支払い情報登録サービスWEBサイト

手続き毎、また車両毎に専用のURLから登録

今回は、自社車両の継続検査(車検)で「くるまの保有関係手続お支払い情報登録サービスWEBサイト」より始めにメールアドレスを入力して手続きを行いました。

1.基本情報の入力「お支払い情報登録用URL」より

●対象手続き→継続検査(車検)

●申請方法→OSS申請※

※申請方法には現在2種類あり様々な要因で、変わることもありますので、依頼先の整備会社等に確認をすると安心して登録できます。

●持込検査→実施しない

●自動車の情報入力→登録番号、車台番号

手入力の他、「電子車検証の読み取り」クリックから、事前にインストールしていた「車検証閲覧アプリ」が立ち上がり、内容を反映することができ、今回の車両は電子車検証だったので、手間なく反映できると同時に、電子車検証のメリットを感じました。

●検査予定日→車検検査日予定日を入力

●支払い概算金額の確認

●支払い上限金額の設定

●入力内容の確認

2.クレジットカード情報の入力「クレジットカード情報登録用URL」より

3.支払い者ID新規作成完了通知

4.お支払い情報登録完了通知

あとは登録した申請方法に応じて、手続きを行うだけとなります。

車両を整備会社等へ依頼する場合「キャッシュレス登録したよ」とお声がけ下さい

ここで注意が必要なのは、自動車技術総合機構へ持ち込んで検査を受検する場合、自動車検査票の手数料納付欄に

・キャッシュレス決済

・支払受付番号(17桁)

・業務種別(新規、継続等の検査種別)

上記を記載してほしい旨がアナウンスされています。

指定整備工場の場合、OSS申請以外のいわゆるハイブリッド申請による窓口申請でも、申請書の余白部分に「キャッシュレス」と記載して申請をするアナウンスがされています。

注意事項をよく読んで進める必要あり

順を追って案内が表示されるので、迷うことはありませんでしたが、「利用に当たっての注意事項」沢山がありますので、一読が必須です。

イメージ的には、対象手続きと申請方法を選択→車両を登録すると支払い概算金額が自動算出→支払い可能な上限額の設定(決済同意金額)※→クレジットカードの登録→手続き完了の流れでした。

事前にキャッシュレス決済の登録(決済期限は2ヶ月なので、それ以上早い段階での決済登録は無効)をしておき、各申請にて審査が完了し、各種交付物の交付前に確定した金額で決済が行われるようです。

※支払い可能な上限額の設定が必要となるのは、手続きの段階では、あくまで概算料金の算出となっており、車齢や自動車重量税に関する制度改正によって税や手数料が変わる可能性があるため、余裕のある上限額(登録したクレジットカードで払うことができる金額の設定)の設定が求められます。

また、「決済システム利用料」がいわゆる国税のクレジットカード払い時と同様に、自動車重量税額に応じて利用料が発生するので、注意が必要となります。

OSS申請が便利

継続検査(車検)の申請なども「自動審査」となり、様々なシステムが繋がって、処理が行われるため、手間がありません。

しかし、エラーとなった場合に、「何が原因なのか」を調べて判断、不具合を解消することが私たち申請依頼人に求められるので、制度の確実な理解が必要になります。

車検ひとつとっても使いこなすソフトが沢山、、、

●税・手数料等の事前決済登録→くるまの保有関係手続お支払い情報登録サービスWEBサイト

●保安基準適合証の電子化→保適証サービス(通称:AIRAS)※

●継続電子申請→OSS申請共同利用システム(通称:AINAS)※

●電子車検証の書き換え等→記録事務代行アプリ

※AIRASは基本のブラウザ型に加え、整備業務ソフトメーカー各社が開発しているスタンドアロン型、クラウド型があり、整備業ソフトでは合わせてAINASへAPI連携で申請を行うことができます。

●2024年10月開始予定のOBD検査では特定DTC照会アプリなども今後追加されます。

日々、試行錯誤をしながら新しい制度に対応してまいります。

私たちは国土交通省指定整備工場として、車検手続きのオンライン申請、いわゆる継続OSS申請に完全対応しており、今後普及が加速する電子車検証の有効満了日を書き換えることができる「特定記録等事務代行者」の委託を受けております。

税や手数料等以外で弊社における「整備代金や部品代金等」のクレジットカード決済、各QRコード決済、電子マネー決済にも対応して、お待ちしております。

佐藤
佐藤