2025年12月15日

知られざる「リビルト部品」の世界へようこそ

こんにちは、ツカサ工業のデザイナーです。

FM長野さんにて放送中のラジオ
ツカサ工業グループpresents『今日もご安全に』　
毎週金曜日 10:55-11:00
https://www.fmnagano.co.jp/archives/9646

お耳にしていただく機会はありましたでしょうか。

先週ご紹介した〜自動車部品の豆知識〜「補修部品」に続き、
本日は「リビルト部品」についてを紹介している回をまとめました。

リビルト部品ってどんなもの？

皆さんは「リビルト部品」という言葉を聞いたことがありますか。
リビルト部品とは、一度使われた部品を専門工場で分解・清掃し、摩耗した部分を交換して再組立てした“再生部品”のことです。
見た目は新品のように仕上がっているのに、価格はずっとお手頃。
コストを抑えつつ、品質を確保したい整備現場で重宝されています。

どんな部品がリビルト品になるの？

リビルト部品として取り扱われるのは、特に高額な部品が中心です。
エンジン始動に欠かせないエンジンスターター
自動車に必要な電気を発電するオルタネーター
快適なハンドル操作を支えるパワーステアリングポンプ
これらは新品で購入すると高額になるため、性能・信頼性を確保しつつ、
費用を抑えられるリビルト品が選ばれやすいのです。

中古品との大きな違いは「中身の新品化」

「中古品と何が違うの？」と思われる方もいるかもしれません。
大きな違いは、その再生工程にあります。
中古品は“そのままの状態”で再使用しますが、
リビルト品は摩耗した部品やパッキン・ベアリングなどを新品に交換し、性能を新品同等まで戻しています。
さらに、品質保証がついているものが多いのも特徴。
環境にも、お財布にも優しい選択肢として注目されています。
廃棄せず再利用するこの仕組みは、まさにこれからの時代にぴったりのサステナブルな技術です。