自動車部品商の仕事とは?整備現場を支える“見えないプロ”の役割

こんにちは、ツカサ工業のデザイナーです。
FM長野さんにて放送中のラジオ
ツカサ工業グループpresents『今日もご安全に』
毎週金曜日 10:55-11:00
https://www.fmnagano.co.jp/archives/9646
お耳にしていただく機会はありましたでしょうか。
自動車部品商は本当にすごい。
先月、数週間にわたってグループ会社の移転作業で松本自動車部品株式会社に通っていましたが、
膨大な部品の中から瞬時に合った部品を取り出し、現場に戻っていく姿はまさにお見事でした。
普段何気なく車に乗っているだけではなかなか目にすることのない、
縁の下の力持ちたちの仕事ぶりを間近で見て、改めて感心させられました。
車種・年式で異なる膨大な部品情報を扱う仕事
自動車の部品は、車種や年式によって品番が異なり、その種類は非常に多く、複雑です。
同じ車名でも、年式が少し違うだけで使われる部品が変わることも珍しくありません。
こうした細かな違いを把握しつつ、整備工場から届く注文に対して「この車にはどの部品が最適なのか」を迅速に判断する。
それが自動車部品商の基本的な仕事です。
整備工場からの注文をもとに最適な部品を選ぶ
整備工場では、修理や車検に必要な部品を部品商に注文します。
例えば、「この形式に合うブレーキパッドが欲しい」という依頼があったとします。
部品商はまず車両の情報を正確に把握します。
車検証に記載された細かい情報から、その車両に適合する部品を特定していくのです。
ここで求められるのは、豊富な知識、高い検索能力、そして素早い判断力。
どれかひとつ欠けても、正しい部品にたどり着くことはできません。
適合部品を特定し、現場へ届けるまでが仕事
部品を特定したら、すぐに整備工場へ届ける手配を行います。
「正しい部品を選ぶこと」と「素早く届けること」——この両方が揃って初めて、整備現場は円滑に動きます。
部品商がスピーディーに動くことで、整備や車検の作業が滞らず進み、結果として私たちドライバーの安全も守られているのです。
目立たないけれど欠かせない、“縁の下の力持ち”
自動車部品商は、表舞台に立つ仕事ではありません。
しかし、確実な適合確認と迅速な供給がなければ、整備現場は成り立ちません。
普段は意識しない存在ですが、私たちが安心して車に乗れるのは、こうした見えないプロフェッショナルが日々支えてくれているからこそ。
大量の部品を扱い、正確かつ迅速に現場を支える姿を見て、改めてその重要性と頼もしさを実感しました。


